『ラストレースへの想い』藤谷 南優
【ラストレースへの想い】
9月6日(水)〜10日(日)に全日本大学ローイング選手権大会が開催されます。熱いご声援を宜しくお願い致します。4年生全員がレースへの想いを綴りましたので、紹介していきます。
今回の担当は、藤谷 南優(スポ4・松山東=愛媛)です。是非、ご一読ください。
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これからも部を支えていかなきゃいけない大切な後輩たちと、苦しいときに何度も助けてくれたお父さんお母さんへ
正直言って、マネージャーになってからやりきったー。と心の底から喜べたことはそんなにありませんでした。選手を辞めて、マネージャーになることを選んだ私ですが、当時の未熟な私は、自分の日々の努力苦労がどこに向かっているのかを見失い、苦しく、母に泣きつくしかできませんでした。レースで負けて泣けるほど熱くなれる選手が羨ましかった。
漕いでもいいんよと母は言ってくれます。いやでもそういうことじゃないんだよなと、わけもわからず、とにかくみんなのために部のためにと言い聞かせながら頑張ってきました。
でもいつの日からか、マネージャーとしての自分を誇りに思えるようになりました。それは、後輩ができて刺激をもらえたからなのか、たくさんのことを経験してきたからなのか、自分が傲慢になったのか、、分かりませんが。今ならはっきりと自信を持って言い切れます。マネージャーは偉大です。私たちがいるから選手が輝けるんです。今みんながしているどんなに小さな業務も、気遣いも、必ず選手や部を強くしています。胸を張って、でも謙虚に、みんならしく、これからも早稲田を日本一に導いていってください。
早稲田に入学できて、漕艇部に入ってみんなと出会えて、たくさんの苦労を共にして、なんでもない日々を過ごして、こんなに幸せなことはありません。ほんとにありがとう。
みんなとの早稲田大学漕艇部での最後の思い出が笑顔で終われますように。そのために、残りわずか、私の全てをここに注ぎます。
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