『ラストレースへの想い』上路 達也

【ラストレースへの想い】

9月4日(水)~8日(日)に全日本大学ローイング選手権大会が開催されます。熱いご声援をよろしくお願いいたします。4年生全員がレースへの想いを綴りましたので、紹介していきます。

今回の担当は、上路 達也(基理4・世田谷学園=東京)です。

是非、ご一読ください。

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『”ありがとう”って伝えたくて〜』

皆さん、お待たせしました。お待たせしすぎたのかもしれません。今年もいよいよ夏の風物詩であるこの引退ブログの季節がやってきました。

普段はチョけてばかりで、いつもの自分と違って非常に恥ずかしく照れ臭いのですが、私の素直な気持ちと様々な方への感謝の気持ちをこの場を借りて伝えたいと思います。

私の父親は、高校・大学と自分以上に学生時代の長い間、ボートを漕いでいました。また、ボートが大好きで現在も休日にエルゴを引いたり、YouTubeでワールドローイングを見るほどの”ボートパパ”でした。正直、自分自身は、大学生になるまでボートに関しては何の興味もありませんでした。

転機は、大学入学直後のとある金曜日に『明日、早稲田のボート部で体験会あるらしいから、つまんないと思ってもいいから一度でいいから行ってみてよ。』その後、ボート部入部というかなり思い切った決断に何の後悔もありません。この一言から始まったボート部生活もまもなく終わりを告げようとしています。

汗水垂らして稼いでくれた自分への仕送りと愛のあるボートの指導や教えは、この最後のインカレで恩返しできればと思っています。

自分よりもボートの奥深さやノウハウを知っている父親に最後に『ようやった。』と結果を出した上で言ってもらいたい気持ちが今の自分のモチベーションの1つになっているのはまごうことなき事実です。引退後に手ぶらで実家に戻るわけにはいきません。

そして、おかん、丈夫な身体に産んでくれてありがとう。丈夫な身体のおかげで、大きな怪我をすることなくボート人生を駆け抜けることができました。ありがとう。

私は内田元監督、木目田元監督、そして現在の阿二監督の3人の監督さん、そして様々なコーチの方々や沢山の先輩方に競技のこと、それだけでなく人として成長するための”生きた教材”の下で競技に打ち込めたことは非常に幸せなことであったと感じています。ありがとうございました。また、OB・OG会の皆様、自分たちが何の不自由もなくボート競技に打ち込む環境を提供して頂き、ありがとうございました。更には、この4年間の競技人生の中で自分と同じクルーで戦い苦楽を共にした様々な先輩方・後輩達、ありがとうございました。そして、同期の皆さん、自分と一緒にこのボート競技を通じて一緒に切磋琢磨してくれてありがとう。

最後に、インカレでは競技人生史上最高のレースを行い、”アレ”を目指して精進し続けます。お世話になった方々へ1番良い色のメダルをかけることが私の唯一にして最大の目標です。応援のほどよろしくお願い致します。

みんな、俺の”アレ達成の瞬間”を見に来てね!

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