『ラストレースへの想い』亀田 純一郎
【ラストレースへの想い】
9月3日(水)~7日 (日)に全日本大学ローイング選手権大会・オックスフォード盾レガッタが開催されます。熱いご声援をよろしくお願いいたします。4年生全員がレースへの想いを綴りましたので、ご紹介いたします。
今回の担当は、亀田 純一郎(スポ4・小松川=東京)です。
是非、ご一読ください。
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私の漕艇部への入部理由は、高校でなれなかった日本一を大学で成し遂げたいと思ったからです。ボート競技は肉体的にとんでもなくキツいスポーツと、分かっていながらも大学で続ける選択をしました。これは、高校で味わった仲間と一緒に艇を進める感覚やレースで勝ってみんなで喜ぶ瞬間が忘れられなかったからです。また、大学でしかできないスイープ種目をやってみたかったことも理由の一つです。入部当初は、「あと4年間もボートをやったら、2000mのベストをどれだけ伸ばせるんだろう」と心を躍らせていました。
しかし、大学の練習は高校の時とは、比べ物にならない程にさらにしんどいものばかりでした。高校では、朝練は大会前に1週間ほど行うものでしたが、大学では毎日当然のようにあります。冬練は寒いし暗いし練習時間長い。夏場は暑くて心臓バクバク、汗ダラダラになるメニューが多い。2年生の頃は、これが4年生まで続くのかと軽く絶望していました。つらいトレーニングを乗り越えても、自己ベストを更新できないことや1シーズン通して全く勝つことができず、ボートを嫌いになった時もありました。
努力不足と言われれば、本当にその通りです。ただ、当時の私は大前提の「ボートを楽しむ」ことを忘れていました。私が4年間で学び、後輩達に最も伝えたいことは「ボートと努力を楽しむことを忘れない」ということです。好きこそものの上手なれという言葉があるように、楽しむことができれば苦しい時もうまくいかない時も乗り越えることができると思います。
結びに、これまでの活動を支えてくださったOBOGの皆様、監督・コーチの方々、漕艇部で苦楽を共にした部員のみんな、ボート競技で出会ったすべての方に感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。
サポートしてくださった周囲の方々、家族への恩返しを優勝という結果でしたいと思っております。ラストレースまで僅かな時間ですが、ボートを楽しみ尽くしてゴールラインを突き抜けます。
今後とも漕艇部への熱い応援、ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。
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